【お客様事例】フードロスを「AIじゃんけん」でご支援
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- 更新日
- 2023.11.01
- 公開日
- 2023.10.04
食料を無駄にしないことは、環境、経済、社会の三つの側面から見ても非常に重要なテーマです。現代社会において、大量の食材が生産される一方で、それと同じくらいの量が消費されずに捨てられる「フードロス」が問題視されています。これらの問題を解決するために、消費者の意識改革や企業の取り組み、政策の導入など、多角的なアプローチが求められます。
MOTTAINAI BATON株式会社では、規格外野菜などを活用したレトルトカレーの企画・販売を行っています。本記事ではテクノロジー(リョーサン製作の『AIじゃんけん』デモ機)を活用してレトルトカレーの販売を行ったイベントについてレポートします。
1. 「食」 x 「テクノロジー」のコラボレーション
今回イベントを企画したキッカケは、DMM.make AKIBAの『つながる交流会』でした。交流会では、AIじゃんけんに勝利した景品としてMOTTAINAI BATON様のレトルトカレーを配りました。その繋がりからマルイ国分寺での販売イベントでも『AIじゃんけん』を活用しようとなりました。
「つながる交流会」のイベント記事はこちら
2. 食品ロスについて
世界では、生産された全食品のうち、半分近くが廃棄されています。農林水産省が公表した令和3年度の食品ロス量は523万トンで、日本人1人当たりの食品ロス量は世界ワースト6位、アジアではワースト1位となっています。
世界で生産された全食品量(1年間)
食品ロスの発生量(日本)
3. 食品ロスを活用したレトルトカレー企画・販売
Q. なぜ、『AIじゃんけん』を活用しようと思ったのか?
(どこに『価値』を感じたのか)
『AI』、『ChatGPT』という最新技術と『じゃんけん』という身近な物という組み合わせに興味を持ち、販売促進の観点でも効果がありそうと考えてイベントにお誘いしました。
また、リョーサンさんの『AIじゃんけん』のブラッシュアップの場として、老若男女がいらっしゃるレトルトカレー販売イベントは相性が良いのではと考えました。
Q. AIじゃんけんをイベントに使ってみてどうでしたか?
すごくよかったです!じゃんけんに勝った方にクーポン券を配っていたのですが、初日の集客が思うようにいかず、対策として2日目から呼び込み機能を追加してもらえたので、ゲームだけでなく集客でも活用することが出来ました!
『AIじゃんけん』を体験いただいた後にその流れでカレーを購入いただけたお客様もいたり、売り上げも満足いく結果になりました。
Q. 今後どのようなテクノロジーを活用したいか?
一人ひとりに合わせたマッチングカレーを『AI』を使って出来れば面白いですね。
ECサイト上で入力し、その情報をもとにレシピが作られ、そのレシピに合わせて自動化された工場で1品ずつ調理して発送する。ただ、費用が掛かりそうですけどね。
あとは、技術を使用してフードロス問題を生産段階で解消する。農家さんの負担低減、売り上げ向上に繋げたいですね。
Q. 今後の活動をお聞かせください
ありがたいことに学校、自治体から数多くお声がけいただいており、現在も複数の企画が進行中です。地域も北は北海道から南は沖縄まで日本全国になります。
イベントも多くあるので、また『AIじゃんけん』と一緒に販売したいですね!
4. まとめ
今回、MOTTAINAI BATON様には食品ロスを活用したレトルトカレーに取り組むきっかけから、今後の展望までお話を伺いました。『食』と『テクノロジー』という異業種交流で何が生まれるか手探りで始めましたが、販売促進に繋がり、弊社としても『AIじゃんけん』を多くの方に体験していただけました。『AIじゃんけん』は今後もブラッシュアップを続け、様々な活用を目指していきます。
『AIじゃんけん』についてご興味がございましたら、お気軽に弊社までご相談ください。