製品の付加価値を向上させる液晶化

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  • 更新日
  • 2023.09.08
  • 公開日
  • 2023.05.09

 街中で液晶を見かける機会が増えたと感じることはありませんでしょうか?
 "表示器"は昨今、高解像度化が進んでいます。LED表示器から液晶に変わることで、表現と活用の幅がますます広がっていますので液晶化における市場要求・付加価値事例から、今後のトレンドを読み、機能・デザインで半歩先を行く表示を手に入れましょう。

1. これらの写真に共通していることは何だと思いますか?

  • CK000156_POS.pngPOSレジ
  • CK000156_locker.pngコインロッカー
  • CK000156_bus.pngバス運賃箱

  • CK000156_train.png列車内 案内表示

  • CK000156_station.png駅ホーム 行先案内表示

 

2. 共通項は、「LEDから液晶表示へ、近年で一気に表示が変わった」

  決済に関わる端末では、決済手段の多様化に伴い情報量が増加したことから、液晶化が進んでいます。また、タッチパネル搭載で操作端末としての機能も見逃せません。鉄道関連では、駅や車両内の運行情報の拡張や、サイネージ用途の活用も進んでいます。

3. 製品付加価値向上のために知っておきたい液晶化の今後のトレンド

3-1. 液晶化が進むアプリケーションランキング

 

 液晶販売歴20年のベテラン社員が、今後液晶化が進んでいくであろうアプリケーションをランキング付けしました。

    1. エレベータ内階数表示
    2. 自動販売機
    3. 業務用コーヒーメーカ
    4. セキュリティゲート/自動改札機
    5. パーキングメータ
CK000156_Ranking.png

 

3-2. ランキングの基準は?

 以下のように、今後液晶化と共に追加で表示が求められるものから順にランキングしています。

CK000156_common.png

<具体的な事例>

 エレベータかご内階数表示はLED/セグメント液晶から液晶に置き換えが進み、多言語対応、ニュース/天気予報やかご内カメラ映像を映すなど表示情報量が増えてきています。

CK000156_elev.png

 

 自動販売機・業務用コーヒーメーカは、商品を販売する機器と言う共通点があり、商品購入の為の操作パネルとしてタッチパネル付き液晶の搭載が進みます。多言語化・商品の多様化/入替にも柔軟に対応出来、アニメーション/動画で商品紹介に動きを付けることも可能になります。

CK000156_coffee.png

 

 セキュリティゲート/自動改札機等ではLEDマトリクスで↑/〇/×などの表示をしておりましたが、液晶化することで設置場所に応じた背景表示、広告など表示を多様化することが可能になり、機器の付加価値向上と設置場所のブランド向上が図れます。

CK000156_gate.png

 

 パーキングメータは7セグメントLEDで簡単な表示を行うのみでしたが、決済方法の多様化に対応するため液晶搭載が見込まれます。また、決済時に周辺施設の情報を表示することで、サイネージ端末としての価値を見出すことも可能です。

CK000156_parking.png

 

 液晶性能に関しても、屋外で使用出来るよう高輝度バックライトを搭載したもの、特殊な偏光板を搭載したものなどが製品化され、液晶だと屋外で見難いと言った不安も払拭できるようになったことで、屋外用途での普及が促進されると見込まれます。

4. まとめ

 当社でもセキュリティゲートやエレベータ向けのデモ機を作成しています。

 製品の付加価値向上を検討されたい方、まずは多くのメーカの事例を見てきたリョーサンの製品とソリューションラインナップをご確認下さい。

  • セキュリティゲート向けデモ機(動画)

  • エレベータ向けデモ機(動画)

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